ショートドラマアプリ「POPCORN」とは?ごっこ倶楽部が仕掛ける課金型プラットフォームの全貌

ショートドラマアプリ「POPCORN」とは?ごっこ倶楽部が仕掛ける課金型プラットフォームの全貌

TikTokやYouTube Shortsで爆発的な人気を誇る「縦型ショートドラマ」。そのパイオニアであり、累計再生数100億回を突破したクリエイター集団「ごっこ倶楽部」が、満を持して自社アプリ**「POPCORN(ポップコーン)」**をリリースしました。

なぜ今、無料で見られるSNSではなく「課金型アプリ」なのか?この記事では、POPCORNのサービス概要から、運営元である株式会社GOKKOが描くエンタメビジネスの未来図までを徹底解説します。


1. 縦型ショートドラマアプリ「POPCORN」とは?

「POPCORN」は、2025年2月15日にリリースされた縦型ショートドラマ専用の配信アプリです。コンセプトは**「あなたの“スキマ”に、“感動”を。」**。移動中や寝る前の数分間で、映画やドラマのような濃密な物語体験を提供します。

サービスの基本スペック

  • 動画形式: スマートフォンに最適化された9:16の縦型動画。
  • 視聴時間: 1話あたり1分〜3分程度。
  • 料金体系:

基本無料: 各作品の冒頭数話(5〜10話程度)は無料で視聴可能。

「待てば無料」ではない: 多くの漫画アプリのような「待てば読める」形式ではなく、続きを見るには「コイン」が必要となる都度課金型が基本です。

無料コイン: ログインボーナスや広告視聴で無料コインを貯めて視聴することも可能です。

どんな作品が見れる?

恋愛、不倫・復讐、スカッとする話、サスペンス、BL(ボーイズラブ)など、感情を揺さぶるジャンルが中心です。

  • 『飯島さんはキスがしたいッ!!』: 主演・桑島海空。ファーストキスを巡る女子高生の暴走ラブコメ。
  • 『嘘の不倫も愛ですが!』: 「既婚者のフリ」から始まる、大人の新感覚・偽装不倫ラブコメディ。
  • 『君に捧げる男前』: 人気コミックの実写化。「男前女子」×「犬系男子」の凸凹青春ラブストーリー。
  • 『Reversible』: 平凡な主婦が社長に声をかけられたことから始まる、予測不能な不倫サスペンス。

このように、**「1話1〜3分」**という短尺ながら、続きが気になって止まらなくなる中毒性の高い作品が揃っています。

2. なぜ今、自社アプリなのか?ごっこ倶楽部の「勝算」

TikTokでフォロワー数No.1を誇るごっこ倶楽部が、なぜあえて自社アプリというハードルの高い道を選んだのでしょうか。そこには、日本のエンタメ業界が抱える課題への挑戦がありました。

① 「制作費」の壁を壊すための課金モデル

日本のテレビドラマ制作費は減少傾向にあり、スポンサー依存のモデルではクオリティの維持が難しくなっています。一方で、アメリカや韓国では1話あたり数億円規模の予算が投じられています。 代表の田中聡氏は、**「質の高いコンテンツを作り続けるためには、エンドユーザーからの直接的な支援(コンテンツ販売)が不可欠」**と語ります。 SNSの広告収益だけに頼らず、漫画アプリのように「1話ごとに課金」するモデルを確立することで、制作費を確保し、よりハイクオリティな作品を生み出すエコシステムを作ろうとしているのです。

② 世界市場を見据えた「Dramatech」

ごっこ倶楽部の強みは、クリエイティブとテクノロジーの融合(Dramatech)にあります。 彼らは企画・撮影・編集・分析までを完全内製化し、視聴データをリアルタイムで作品作りに反映させています。 アプリ「POPCORN」を通じて詳細な視聴データを蓄積することで、「何がウケるか」をより精密に分析し、再現性のあるヒット作を量産する体制を整えています。これは、世界市場で戦うための重要な武器となります。

3. 今後の展開:ショートドラマを日本の「文化」へ

ごっこ倶楽部は、2025年2月に日本初の縦型ショートドラマ特化型スタジオ「studio505」も設立しました。 「POPCORN」のリリースは、単なるアプリの発表にとどまらず、**「縦型ショートドラマを一時的な流行ではなく、日本のエンタメ文化として定着させる」**という大きな野望の第一歩です。

移動中や待ち時間、寝る前の数分間。「POPCORN」は、そんな日常のスキマ時間を、映画のような感動で埋めてくれる新しいインフラになるかもしれません。


アプリ概要

  • 名称: POPCORN(ポップコーン)
  • 配信開始日: 2025年2月15日
  • 価格: 基本無料(アプリ内課金あり)
  • 運営: 株式会社GOKKO

気になった方は、ぜひアプリストアで検索してみてください。「スキマ時間」の使い方が、劇的に変わるはずです。